資金調達

設備投資資金や運転資金の調達は、事業経営にとって非常に重要な事項です。
イースト会計事務所では、実務の中で蓄積した経験に基づき、融資の事前相談から、金融機関との交渉、融資条件の比較検討などを、経営者の方に代わって行います。

イースト会計事務所で行うサポート内容は下記です。

1.格付けの向上

現在の融資審査は、決算書の数値指標を基準とした格付けが基本となっています。
金融機関は融資対象となるすべての事業者を格付けしています。この格付けという制度は、金融検査マニュアルで明文化されており、全金融機関に共通の審査基準です。

格付け 融資姿勢 内容
正常先 プロパー融資 債務履行に問題ない企業
要注意先 保証協会が前提 業績が低調ないし不安定、財務内容に問題があり、注意を要する企業
要管理先 回収優先 要注意先の中でも、貸出条件、債務履行に問題のある企業(リスケ先など)
破綻懸念先 融資対象外 経営難の状況にあり、経営破たんに陥る可能性がある企業
実質破綻先 深刻な経営難の状況にあり、再建の見通しが立たないなど、経営破たんに陥る可能性が高いと判断される企業
破綻先 法的・形式的な経営破たんの状況がみられる企業

格付けは、融資の可否判断(「要管理先」以下の格付けの場合、新たな融資を受けるのは困難)や条件(金利等)に大きな影響を及ぼします。過去の決算書を変更することはできないため、過度な節税策等により格付けを下げてしまうと、いざ資金が必要となった時、調達が困難となる場合もあります。

イースト会計事務所では、普段の会計処理や決算において格付けへの影響を常に意識し、評価を少しでも向上させることを経営者の方と一体となって取り組みます。

2.金融機関の選択

資金調達においては、どの金融機関と取引をするかも重要なポイントです。
かつてはメインバンクという概念があり、日常の取引銀行に融資の相談をすることが主流でしたが、現在においてこうした1社依存型の銀行対策は危険です。(その銀行の突然の方針変更により、資金調達が困難となるリスクがあります。)

金融機関は過去の実績を重視しますので、普段から取引を分散することがリスク回避につながり、競争原理も働いて有利な交渉が可能となります。政府系金融機関、メガバンク、地方銀行というように、異なる性格の金融機関をミックスした取引ルートを確保することが理想です。

金融機関の特徴・傾向

金融機関の区分 特徴・傾向
政府系金融機関
  • 最初の審査は厳しい傾向にあるが、継続性がある
  • 信用保証協会を利用しない制度が主流
メガバンク
  • 審査基準は一般的に厳しい
  • 特に最初の取引において信用保証協会の使用が前提となる
地方銀行
  • 独自基準のプロパー商品もあり、機動力に富む
  • 決裁のスピードが速い
信用金庫
  • 地域に密着した取引であり、コミュニケーション重視
  • 金利水準は高い傾向にある

イースト会計事務所は、それぞれの分野の金融機関と日々コンタクトしておりますので、資金ニーズに応じて担当者のご紹介から資金調達の交渉まで、積極的にサポートいたします。

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